「かんがえる」では、「つくる」ためにどう考えるかをご紹介したいと思います。
クレイではアプリやサービスの開発前に Getting Real を参考に、「かんがえる」ステップを作っています。
- どのような問題を解決できるか?
- ビジョン
- 喜ばせたい相手を明確にする
- ライバル製品と比較して「何がいらないか」を明確にする
- ビジネスとして成り立つか検討する
- 必要な機能に絞り込む
- ラフなインターフェースデザインを作成する
それではステップを一つずつ紹介していきます。
1どのような問題を解決できるか?
このアプリ・サービスを使って、どのような問題を解決できるかをまとめます。
本来は、「問題を見つける」→「解決方法を考える」というステップを踏みます。開発を依頼された場合は、このアプリ・サービスがどのような問題を解決できるかを考えます。
問題を見つけるために、自分やチームが問題と感じていることをまず考えるようにしています。
2ビジョン
アプリ・サービスのビジョンを一文で説明出来るぐらい明確にします。
下記の点を考えるとビジョンを明確にしやすいです。
- 何のために存在している?
- それはどんなことができる?
- 他の似たようなものと何が違う?
3喜ばせたい相手を明確にする
コアな市場、ターゲットを決定するために、誰を幸せにしたいかを考えます。
身近な人をイメージすると考えがまとまりやすいです。
喜ばせたい相手をイメージできたら、具体的な人物像を作ると、よりわかりやすくなります。
4ライバル製品と比較して「何がいらないか」を明確にする
ライバル製品の調査と比較をすることで、真似をするのではなく、「何がいらないか」を明確にします。「何がいらないか」が明確になると「はっきりとしたマーケティング上のメッセージを持てる」「自分たちの視点と考えを持てる」という二点を持てます。
ただし、ライバル製品との競争を意識しすぎないようにします。
5ビジネスとして成り立つか検討する
自分たちのアプリやサービスの場合、スケジュール、予算、ビジネスプランを元にビジネスとして成り立つか検討します。特にお金の流れを図にするようにしています。
6必要な機能に絞り込む
より多くのことをする製品を作るのではなく、より少ないことをする製品を作ることを目指します。アイデアリストを列挙し、不可欠なもののみを選択します。
- アイデアリストを作る
- 自分たちの製品に必要だと思えるものを選ぶ
- 選んだものを半減させる
- 最も不可欠なもの残るまで機能を削る
1~4を繰り返す。
7ラフなインターフェースデザインを作成する
作り出す前にラフなインターフェースをスケッチします。
クレイでは紙に書いて、スキャンして共有します。
あまり立派なインターフェースデザインをするのではなく、素早く、殴り書きで、お手軽なものにします。インターフェースから手を付けると、アプリ・サービスがどのように使われるか、イメージしやすくなります。
最後に
「かんがえる」は弊社にとっても本格的に採用を始めたばかりで、これから実績を作っていく過程にあります。「かんがえる」ステップを踏むようになってから、開発者全員が同じイメージを共有でき、ムダな機能を削ることで開発期間も短くなっています。
「クレイのつくる」では弊社の開発についてご紹介しています。
ぜひそちらもご覧ください。